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より広く、深くお使い頂けるために、ウチダの主な設計製図用品の特徴や使い方をまとめました。現在既にお使いの方も、これからご購入を考えている方も、ぜひお読みください。

 

こだわりの烏口

美しい線、シャープな線を描きたい…。それが烏口を使用するひとのこだわりです。ウチダの烏口は使用する人のニーズにこだわって、研究と開発を重ねてきました。


1.形と材料の変遷
形が鳥のくちばしに似ていることから、「烏口」と名付けられました。

  


2.特徴

割り烏A
(横開き式)
独式烏口の原形ともいえるもので、烏口ファンにとってはたまらない一品です。焼き入れをした硬い特殊鋼で、下羽根が横開き式になっているため、手入れが簡単。しかし、製造の大半が手加工であるため、コスト高であることに加え、現在ではこれを加工できる職人がほとんどいなくなってしまいました。
割り烏B 割り烏Aの良さを引き継ぎながら、加工性に工夫を加えたものです。当時は、急拡大する需要に対応するため、特に手間のかかる下羽根の横開き式を削除する必要がありました。したがって、割り烏BはAに比べ手入れはしにくい、ということになります。
烏口C
(三層構造)
本体、上羽根、下羽根の三層構造にすることで、量産可能にしました。材質的にはさびないステンレス製と、切れ味の良い特殊鋼製の2種類がありますが、現在は、手軽でコストのこなれたステンレス製が主流となっています。
割り烏は、本体の鋼材を削り出して作るため長期間使用しても烏口の先端部がずれることなく、いつまでも使い勝手が良い状態が保たれます。


●烏口比較表(独式)
烏口の種類 材質 線の美しさ 烏口先端のズレ 手入れのしやすさ コスト 生産体制
割り烏A 特殊鋼
×
受注生産品
割り烏B 特殊鋼
×
×
受注生産品
烏口C 特殊鋼
受注生産品
烏口C ステンレス
規格品


3.烏口の使用方法


●線の調節方法
ナットを回すと烏口の上羽根が上下に動くので、それによって上羽根と下羽根のすきまの大きさを調節します。すきまが大きいほど線が太く描け、小さいほど細く描けます。図のように、右に回すと線が細くなり、左に回すと線が太くなります。ご購入時の最小調整幅は、穂替え(烏口コンパス)の場合0.1ミリ、一本烏口の場合0.3ミリとなります。

1.ナットを回して適当なすきまに合わせる。

2.インクをすきまに入れる。

  
●インクの入れかた
上羽根と下羽根のすきまにインクを少量たらします。あまりすきまを大きく設定しすぎると、描く前にインクが流れ出てしまうので、注意しましょう。
直接たらしにくいインキや墨などを使用する場合は、スポイトにインクを吸い上げてからたらすと便利です。

3.別紙に線を引き、太さを確認する。
4.ナットを回して線の太さを調節し、使用の線幅に合わせる。

5.インクが適正に流れ出すまで試し書きをする。
※コンパスでの使用時は進行方向にやや傾けて円を描く。

  
●線の引き方
定規を使用して烏口で直線を描く場合、定規に垂直に烏口をあて、進行方向に少し傾けながら線を描いていきます。定規は断面が図のように斜めにカットされているものが最適です。コンパスの場合は適用使用半径を確かめた上で、無理のない大きさの円を描くようにします。その時、進行方向にやや傾けながら円を描いていきます。
一本烏口も下羽根を定規に当て、コンパスと同様に線を描く。

6.使用後は、必ず手入れをしてからしまう。

 

●烏口の手入れ方法
1.烏口の下羽根を開きます。
2.乾いた布できれいにインキを拭き取ります。
インキが乾いてしまった時は、濡れた布でインキを拭き取った後、乾いた布で拭きます。
3.機械油などをつけておくと、烏口が長持ちします。(特に特殊鋼の場合)

●烏口のとぎ方

1.ナットを軽く締め両羽根の穂先を合わせます。

2.整形用の砥石(スタンダード型もしくはノートン型)に数滴の機械油を落とし、先端を砥石に対して垂直にあてましょう。(左図参照)

3.ナット付近を毛筆を持つ方法で握り、上図の右側のように垂直を保ちながら、左右に等しい力、等しい傾斜角度で研ぎ、両羽根の長短を揃えたままで穂先にアールをつけます。

※このとき穂先を尖らせすぎないよう、力の入れ方に注意しましょう。肘を脇腹に固定し、手首だけを動かすことが、研ぎ過ぎないコツです。
※両羽根の先端が揃っていて、穂先のアール修正だけのばあいは、【2.】~【3.】の作業は省きましょう。


4.烏口を上に向けて手で固定し、反対の手に整形用の砥石を持って、穂先の先端に軽くあてながら砥石を滑らすようにしてアール運動をくり返して、仕上げます。

  


●仕上げの目安

5.再び整形用の砥石を置き、数滴の機械油を落として、烏口の穂先から2~3ミリくらいのところから砥石に接するような角度(5度~10度程度)であてます。
6.烏口のナット付近の側面を強く握り、肘を固定して手首を回転させながら左右に直線的に研ぎ、羽根を徐々にうすくしていきます。この時、先ほどの角度を最後まで変えずに守り、鋭利な刃物を研ぐように穂先の先端が最後に薄くなるように仕上げましょう。
※この作業だけでも0.1~0.2ミリの線幅が可能ですが、さらに0.05ミリの線幅を求めたい時は、仕上げ用の砥石(アーカンサス・オイルストン)で【4.】~【6.】の作業をごく軽く行なってください。
●うまく研げない場合はお問い合わせの上、ご確認ください。

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